アテンザの兄弟車(ボルボ) (2018年1月9日投稿)

   ボルボS60のCMを去年の後半からよく見かけるようになりました。そのスタイルが2代目アテンザにどことなく似ていていつも気になってしまいます。アテンザから乗り換える事態になったら、デザインへの愛着があるのでこのS60もいいなと思います。元々ボルボもMAZDAも同じフォードグループの一員だったので、グループ内のミドルクラスセダンで車台の統一が行われていました。初代アテンザと初代ボルボS60が車台が共通でしたが、デザインはだいぶ違う感じです。2代目アテンザと2代目ボルボS60は「従兄弟車」という関係になりますが、「隔世遺伝」というべきか!?

 

 

  アテンザの兄弟車には、さらにジャガー「X-type」とフォード「モンデオ」があります。ジャガー「X-type」は2001年に発売されたジャガーのエントリーモデルで400万円〜の価格設定が当時としては衝撃的なほど安かったです。初代アテンザはこのフォードのプラットフォームを使い、さらに日本市場のライバル(マークX・アコード)戦えるように前輪サスをダブルウィッシュボーンにして売っているのでヒットして当たり前です。また初代アテンザが世界中で売れたのはMAZDAだけの力ではなくて元「フォードブランド」の力もあったと思います。


  フォードのモンデオは日本でも発売され日本向けの装備変更費用(約30万円)がアテンザに上乗せされたくらいの価格でした。フォードの魅力は世界でほぼ均一の価格で同じモデルを売る「ワン・フォード主義」です。むやみに日本価格が高くないですね。新型のフォード・モンデオは、去年発表されましたが新型アテンザにどことなくデザインが似ています。アメリカ進出を目指すアテンザがすでに徹底マークされていて、ブランドが浸透する余裕なく新型モンデオが投入されそうですね。アメリカは日本製造のクルマには冷たいので、アメリカ生産をやめたアテンザにとって北米シェア拡大はなかなか厳しいものかもしれません。