そのときに合ったMAZDAを買えばいい・・・

 

地獄が蘇る

今年300万円のMAZDA3(アクセラ)か、来年500万円のMAZDA6(アテンザ)か、再来年700万円の未知なるMAZDAスポーツか・・・。なんややたらと未来志向になっているMAZDAファンが多そうだな。価格が・・・なんて悲観的になっている人もいるかもしれないですが、マツダがプレミアムだろうがラグジュアリーだろうが、市場価格から逃れることはできないので、まあメルセデスCクラスのように200万円引きで叩き売る!!に近い状況になるんじゃないでしょうか・・・!?(再びMAZDA〇〇が復活!?)

 

 

狙い

日本市場にちょうど良さそうな新型MAZDA3に対して、次期MAZDA6は完全に北米狙いだろうから、日本ではホンダ・レジェンドとかマセラティ・ギブリのような少々「浮いた」存在になってしまうかもしれない。カリファルニアと港区で売るラグジュアリーセダンになる!?FRのシャシーにディーゼルとSPCCIでそれぞれ直6を用意して、日本向けには一回り小さい4ドアクーペを出す?すでに「MX-6」の商標登録を日本で済ませているらしい・・・。

 

 

いよいよ同じステージへ

FFとFRの2シャシー構成で、サイズを考えるともう否定しようがないくらいに「メルセデス&BMWに丸かぶり」となってます。旧態依然のカーメディアや輸入車好きな連中は「コンプレックス丸出し」とか囃し立てるだろうけど、とりあえずFFもFRも自前で作っているMAZDAは偉いっていう事実は変わらない(あいつらのすべての発言は墓穴だ)。

 

 

アメリカン・ドリーム

FRでアメリカを制してFFで中国を・・・。新生MAZDAが株主説明会でブチ上げた青写真通りにメルセデスやBMWを徹底的に追い込めるかどうかはわからないですけど、レクサス、インフィニティ、アキュラでも30年近く北米で戦ってきて、潰れることなくブランドを続けているのだから、MAZDAが本気を出せば結構楽勝かもしれない。キャデラックも北米では順調に回復したらしい。ジャガーも根強い人気。そしてボルボも再びシェアを伸ばしている。アメリカ市場は懐が広い。きっとプレミアムMAZDAの居場所もあると思う。

 

 

アメリカ人の度肝を抜く

それでも「飽和」気味なのは間違いない。テスラくらいエッジが効いた存在でないと、中長期的に目立った成長を遂げるのはなかなか難しいだろう。MAZDAが作るFRのラグジュアリーサルーン/SUVには北米市場のプレミアム3強(レクサス、メルセデス、BMW)を突き崩す秘策はあるのだろうか。2018年12月の販売実績はレクサス35,524台、メルセデス36,254台、BMWはMINIとロールスを入れて37,244台に対して、全モデルがこれら3ブランドと同等以上の価格帯となるテスラは31,700台。昨年比800%増とかいう意味不明な成長で一気に追いついた。

 

 

奇跡が起きている

1年前はカーメディアも一般メディアも「テスラはいよいよ潰れる!?」とか予想していた。そんな簡単に高級車が作れるわけがない!!ってクルマ好きの多くは思っていたけども、そんな浅はかな先入観をあざ笑うかのような完璧なまでのサクセスストーリーだ。もはやテスラに怖いものはない。いくらでも増資を呼び込んで、スズキだろうがMAZDAだろうが敵対的TOBを仕掛けることも可能であるし、いまいち調子が上がらないフォードあるいはフィアット=クライスラーをM&Aで飲み込んでしまうかもしれない。どっちかがテスラと組めば首位GMを追いかける最有力グループになるが・・・。

 

 

大統領が変わっただけで・・・

あの悪魔的な言われようの大統領が誕生して以降、GMとテスラの業績は以前とは全くの別物だ。気がつけばGMはトヨタやフォードに月産で10万台近い大差をつけていていよいよ1強時代に突入しつつある。米国生産0台の状況が続くMAZDAと三菱は2015年頃の勢いを完全に失っている。三菱はさっさと撤退したいが腐れ縁が切れないらしい。MAZDAはいよいよアメリカ生産を予定しているモデルの公開に踏み切るようだ。なぜかジュネーブで・・・。

 

 

目先の勝利の味は・・・

素人の生意気な見解に過ぎないけども、もっともっとMAZDA車に乗りたいという情熱を持つ人ほど、今まで以上にMAZDAとの付き合いに翻弄されるんじゃないかと思う。グローバルシフトとかいう生易しいものではなくて、MAZDAはとりあえず米国市場を積極的に攻め立てるクルマを次々と投入する必要がある。場合によってはフラッグシップサルーンは、全幅が2mを超えるクレイジーなサイズで出てくるかもしれない。フラッグシップにこだわって1年とか2年とか期待して発売を待って見たら、駐車場を借り換えなければならないほどの大物だった・・・これはちょっとしんどい。

 

 

RX-9にリアリティを感じたか!?

MAZDAがロードスターの上位に位置するスポーツカーを開発中で発売を予定している!!と報道されれば、お金を貯めておこうと思うだろう。現実にRX-9はロータリーユニットの技術的な問題を全てクリアしていて、あとは経営が堅調に推移し利益を安定的に産める体制になれば、発売にゴーサインが出るらしい。総額700万円の購入プランを考えていたら、それを大きく超える価格だった・・・。あるいは600psのモンスターユニットで日本の公道では完全に持て余すスーパースポーツになっている可能性もある。

 

 

大変な結末を想像してしまう

MAZDAの行き先がどんなであれ、最高のクルマが出たら必ず買います!!そんな一途な情熱をずっと持っていたいけど、すでにカタール人の3分の1程度しか稼げなくなっている日本では、MAZDAに対して経済的な意味で「圧倒的な包容力」を持つ人はかなり例外的な存在だろう。MAZDAが今までにないモデルを作ったとしたら、その価格はどうなるか!?それ以外にも続々と登場する新型モデルは自分が夢見ていたMAZDAの理想にかなっているのか。

 

 

説明会から連想するMAZDAの未来

マクラーレンやアストンマーティンを求める層とあまり変わらないくらいの財力が仮にあったとしても、自分のストライクゾーンに新しいMAZDA車は入ってくるのか!?とりあえずアメリカや中国の情勢を鑑みると、これからの製品の主体は完全にSUVになるしかない。MAZDAの株主説明会でも具体的に車名が挙がっていたのはSUVだけだった。そしてアメリカでの販売の半数以上はCX-5という状況が続いている。このままいけばアメリカ市場の月間販売ベスト10にMAZDA車として初めてランクインする可能性すらある。CX-5は果たしてMAZDAの理想なのか!?

 

 

今のMAZDAにはGGを超える爆発力はある?

まだ新体制におけるMAZDAのラインナップの全貌がつかめていない。できればMAZDAが総力を結集した技術的な「SPECIAL-ONE」を購入したいと思っている。果たして何年後に新生マツダのフラッグシップが姿を表すのだろうか!?そして産み落とされた「SPECIAL-ONE」は初代アテンザのように世界中でセンセーションを巻き起こすことができるのだろうか!?

 

 

勝てない・・・ということはない

GGアテンザの時代にはSUVはまだまだ趣味のクルマ程度の認識に過ぎなかったので、これだけSUVブームが吹き荒れる中で旧来の乗用車フォーマットで大ヒットモデルを作るのは難しいかもしれない。しかしテスラ・モデル3はプリウスのようなパッケージながらも大成功を収めている。プリウスのスタイルだけどポルシェのスポーツカーよりも速い・・・そりゃ反則だ。

 

 

テスラに学ぶべきは「エゴ」

テスラにできるのだから、MAZDAにだってできるんじゃないだろうか!?メルセデスやレクサスでは無理だろうけど。アメリカで高級車向けの顧客リストを持っていなかったという意味でMAZDAとテスラは条件が同じだ。失うものはないもない。GGアテンザのような「エゴ」だけを詰め込んだ普遍的なMAZDAスタイルが貫ければ成功の可能性は上がるだろう。

 

 

しょーもない結論

ちょっとラディカルな見解かもしれないけどさ、テスラだけが「エゴ」を謳っている。GMはトヨタ、ホンダの尻馬に乗ったら、予想外にうまくできただけだ。この2メーカーを除いて他の全ては現状維持か右肩下がりだ。MAZDAが真似できるのはテスラなのか?GMなのか?・・・なんて愚論だ。

 

 

 

↓時代が変わるって予感があった!!バッチリ反論コメント来ましたけど・・・ 

 

「レヴォーグ と アテンザワゴン が カローラフィールダー や ゴルフヴァリアント とは次元が違うという話」

 

 

 

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コメント: 4
  • #1

    通りすがり (金曜日, 15 2月 2019)

    所謂「EV」に関しては2つの存在意義があって、①「発進時から最大トルクを生み出し、内燃機関には生み出せないリニアリティを味わえる新世代車」、②「二酸化炭素を排出しないエコカー」。この2つの内、テスラは思いっきり①側に振り切った新世代プレミアムカー車で、ハッキリ言ってエコカーでも何でも無いんですが、それを非難されるいわれは無い。
    ②に関しては、結局「EV」のエコ性能は車単体では計れず、その車が普及している国の発電システムに左右されると。
    要するに、ほぼ100%水力発電のノルウェーにおいては紛れもないエコカーである一方、原発と石炭火力で主要な中国においてはエコでも何でもない。
    欧州や欧州紐付きの環境保護団体は②の部分を敢えて無視していて、彼らの間では「Well-to-Wheel」は中世キリスト教社会における「地動説」と同じくNG言語と化しています。
    自分はテスラの方向性のEVは肯定しますが、日産の様なエコを自称したEV推しの今の空気には非常に気色の悪い欺瞞性を感じます。その日産がリーフだかのハイパフォーマンス・カーを出したようですが、そうなるともうやってる事の一貫性がなくてメチャクチャですね。

  • #2

    CARDRIVEGOGO (土曜日, 16 2月 2019 10:52)

    コメントありがとうございます。

    日産がEVを「エコ」と主張し、他のメーカーやカーメディアが「違う」と反論してますが、まあ読むだけ無駄ですね。議論がバカ過ぎるんですよ。「パラメータ」を無視した議論ってなんですか!?営利目的の「ポジショントーク」に過ぎない。カーメディアも同じ。まともな知性のライターは常にパラメータを考慮した議論をしていて、安易な決め付けはしてないですよ。

    JRは電車と気動車を路線によって使い分けます。「稼働率」だけでなく、「区間距離」も判断の要因になっています。営利企業の分析ではすでに決着がついている話なんですけども、横浜の日産はEVだ!!広島のMAZDAは内燃だ!!・・・妥当だと思います。

    東京都の地理的にちょうど真ん中くらいに住んでますけど、日中にクルマを動かそうとは思いません。ストレスしかないんで。もっぱら早朝&深夜に走ってます。日中に乗るならEVでしょうね。しかしお気に入りの群馬、埼玉、長野県境あたりの閑散ルートをEVで走りたいとは思わないです。

  • #3

    通りすがり (日曜日, 17 2月 2019 00:14)

    御説御尤もです。
    私もテスラ自体には何の含むところも無く、興味深い存在として見ていますが、反面「テスラ信者」は侮蔑感しか感じません。ユチューバーにも若干一名そういう痴愚がいて、「内燃機関を捨てないMAZDAの経営陣は先見性のない、自己保身のクズ」と息巻いています。(取り巻きと一緒に)
    テスラに関しては、インド人からジャガーなんかを買い取ったりすればもっと面白くなるのでは?とも思っています。

  • #4

    CARDRIVEGOGO (日曜日, 17 2月 2019 07:18)

    動画面白かったです。

    そりゃイーロン=マスク(やカルロス=ゴーン)に比べれば、マツダのサラリーマン役員は大富豪でもないですし、必死で頑張っている人を「自己保身」ってバランス感覚に疑問ですけど、まあ核心はついているのかも。動画につけられた批判コメントが的外れ過ぎてそっちも面白かったです。藤原常務が電動化工場立ち上げの責任者だそうですが、トヨタ&マツダがアラバマで本気でEV量産し始めたら、何らかの「日本メーカー規制法」が出されそうなんですが・・・。