国沢光宏 は MAZDAの直6FRに大反対だってさ・・・

マツダに切り捨てられた大御所

第六世代のMAZDA車に対してはしばしば好意的なレビューを誌面でも動画でも連発していた国沢光宏氏が、突如としてMAZDAをディスり始めたらしい(情報提供ありがとうございます)。第七世代になっても国沢との契約を続けているのだと思っていたが、どうやらマツダは「切った」らしい。もう国沢の時代は終わった、これからは河口だ!!・・・というしょーもない世代交代です。

 

 

マツダの人気を測るバロメーター

河口まなぶ氏の「LOVE CARS TV」は、ユーチューブで精力的な活動を続けていて、日本で販売されるメーカーのモデルを偏りなく動画に収録していて、平均で2〜3万回再生、注目度が高いと10万回再生で自動車メーカーにとっては無視できない媒体に成長してきた。そんな中でCX-8は60万回、MAZDA3が80万回と桁違いの再生数を記録。つられるようにRAV4やスープラも30〜50万回再生の動画で出てくるようになりました。

 

 

出る杭は打たれる

しかしカーメディアの風雲児・河口まなぶの成功は、決して既存カーメディアにとって歓迎されるべきことではなく、雑誌媒体への露出が急激に減ってきた。あくまで憶測に過ぎないですけど、すでに「河口 VS 他のライター」という構図が出来上がっているようで、MAZDA3及びマツダに対して距離をおく雑誌&ライターが少々目立つなー・・・。そんな中でカートップにコラム連載を持つ国沢光宏氏がやたらとマツダに対して挑発的なことを書いている。

 

 

マツダのFR化はバカですか!?

カートップ7月号の国沢コラムでは、なんとも我田引水なエゲツない中傷が行われているぞ・・・。「マツダのFR戦略が表明されたけど、何を言っているんだ!?バカじゃねーの!?」だってさ。マツダの2019年5月の株主説明会を受けての内容だと思うが、FRシャシー構想はすでに昨年の株主説明会でほぼ明らかにされていたので、何を今更のように騒いでいるんだ!?って気がする・・・ハッキリ言ってやる!!バカはお前だ!!ヤフコメでマツダのFR化を批判するオッサン達の代表!?(素人と同次元のコラムをいちいち偉そうに書くな!!)

 

 

FRはメルセデス&BMWだけじゃねーぞ

国沢氏は、そんな簡単にメルセデスやBMWのようになれるなら苦労しねーぞ!!と仰っているけど、それはちょっと短絡的じゃないですか!? マツダはFR車の開発については明言しているけどメルセデスやBMWのような販売戦略(販売価格)を踏襲するとは全く言っていない。このブログへのコメントにもFR化=メルセデス&BMW化だと信じて疑わないようなヒステリックなものもあったので、「落ち着け!!」とばかりにそのコメントへのレスをさせてもらいました。そこですでに説明済みですけども、マツダの狙いは結構シンプルなところにあると思う。

 

 

北米価格からは逃れられない

北米市場におけるプレミアムブランドモデルは、Dセグで38000ドル、Eセグで53000ドルくらいが相場になっている。BMWだと330i(日本価格632万円)が40000ドル、530i(同816万円)が53000ドルで売られている(320i、523iはない)。どちらも直4ターボの255psなので、マツダがすでに横置きで販売している250psの2.5Lターボとほぼ同等のスペックだ。マツダのガソリンターボが250psになっているのも北米市場のFR車のトレンドを睨んだものなのかもしれない。

 

 

マツダの戦略は妥当

仮にマツダがBMWと全く同等の価格設定をするならば、250psの2.5Lターボ搭載のDセグサイズのFRサルーンに40000ドル(400万円)、同じくEセグサイズで53000ドル(530万円)くらいの価格設定で「日米同時に販売する」ことは可能だ。数々のスポーツカーを北米市場で成功させてきたマツダならば、それほど逆風にはならないだろうし、さらに話題を呼ぶことができる直6のディーゼルやスカイアクティブXが上級ユニットとして控えている。停滞気味の北米FR市場を刺激するには世界で最もベストなキャスティングじゃないだろうか!?

 

 

何が問題なのだろうか!?

完全に行き詰まっている(右肩下がり)メルセデスEクラスやBMW5シリーズそして完全に終わっているレクサスGSの現状を考えたら、エンジンのバリエーションからクルマの仕上げまでマツダによる「新風」を期待するニーズは容易に想像できるし、どっかのメーカーが新規参入してくれることを市場は望んでいる(なぜ反対する!?)。ヒュンダイキアグループがジェネシスブランドで勇躍して挑み、すでに一定の成果を上げているのだから、マツダが参入して何が悪いの!?と思うのだが・・・。

 

アメリカのFRは幅広い

そもそもFR=メルセデス、BMWという発想がすでに古い。クライスラーやダッジならEセグの車格で30000ドルを下回る価格でFRサルーンを販売している。マツダがここに照準を合わせてFRサルーンを30000ドル〜の価格帯で勝負するかもしれない。マツダの計画ではFR車をグローバルで80万台/年の水準まで本格導入するのだから、いち早く北米市場への定着を目指すのであればクライスラー300やダッジ・チャージャーの価格帯での参入が現実的かもしれない。

 

 

3年後の国沢氏は何と言っているだろうか!?

なぜ国沢氏はAJAJ会員でもあるプロライターなのに、マツダの現実的な販売戦略をまともに精査することなく、マツダがメルセデス、BMW、レクサスに準じる価格設定だと勝手に断定してマツダの戦略を頭ごなしに否定するのであろうか!?本気でマツダが800万円くらいの直6FRを日本で売ると思っているのだろうか!?

 

 

日産とマツダが仕掛ける!?

ちなみに3L・V6の300psユニットを積むスカイラインは、北米では38000ドルで売られている。日産は今度のマイナーチェンジでこのユニットを搭載したモデルを日本で400万円くらいで売ると噂されている。さらに400psバージョンは北米では51000ドルだけども、これも550万円前後で売る!?これまではGT-Rの販売戦略の邪魔になるので導入を避けていたようだが、イメージの一身をマツダが仕掛ける前に日産によってFR車の価格破壊が行われる公算が高い。もしかしたら日産の価格破壊戦略を警戒するトヨタが、レクサスを抱える自社で参入ができないのでマツダを使って牽制しようを思ったのかもしれない。

 

 

独ブランドの東アジア価格を打破せよ!!

そもそも日本のユーザーが白けきっているメルセデスやBMWの6気筒モデル価格を前提に、マツダのFR戦略に対して「断定的な否定」を言及する国沢氏の見識のなさには呆れる。このオッサンでもわかることがマツダにわからないはずはない(=十分な戦略の裏付けがある)。いつまでもドイツブランドのクレイジーな東アジア価格が通用するはずもない。それにしても新型M340iの962万円という日本市場をバカにしきった価格には呆れる。

 

 

 

 ↓国沢氏は「マツダはモータースポーツをやれ!!」というが・・・

 

最新投稿まとめブログ

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 6
  • #1

    通りすがり (火曜日, 02 7月 2019 01:40)

    もしかしたら、CARDRIVEGOGOさんは、国沢氏のMAZDA賞賛記事を読んだ比率の方が多かったのかもしれませんが、この人は何年も前からMAZDAをディスる記事を書き続けています。
    他のライターや世間がMAZDAを評価し始めると、今度はそれに乗っかって自分も褒め始め、しばらくするとまたディスり始めるといった事の繰り返しです。
    何故そんな事をいちいち覚えているのかというと、この人の批判記事には殆ど理論的根拠が無いため、「痴人の戯言」の様な印象が強すぎるからです。
    幾つか実例をあげると、
    ①「MAZDAのディーゼル車は静粛性が低い、320Dとは比較にならない。」←雑誌の正月企画「ディーゼル車一気乗り比べ」の座談会の中で発した言葉。320DがMAZDAのXDより遥かに五月蠅いというのは常識だったため、座談会に参加していた他のメンバーの失笑をかった。
    ②「MAZDAのディーゼルからは変な甘酸っぱい臭いがする、MAZDAも現在原因究明中らしい」←CX-5をディスった際の発言。この発言の前に「トラックやバスからは甘酸っぱい臭いがする」という前振りがあり、一体彼が車内・車外の何処で排気ガスを吸入しているのか物理的な立ち位置が不明なSF的発言。
    ③「MAZDAのディーゼルは、欧州ディーゼルと比較して一周以上遅れている」←他雑誌におけるディーゼル車乗り比べ後の発言。ちなみにこの少し後にVWのディーゼルゲート事件があり、MAZDAディーゼルの優等生的な環境性能が証明されたが、その件に関しては完全黙殺。
    ④「走行中にデミオのエンジンが滑落した可能性も否定できない。」←高速道路で対向車線にはみ出したデミオとバスが衝突した事故に関する発言。要するにデミオを「致命的な欠陥車」としたかったらしいが、複数の人から「路上に落ちているエンジンはバスと衝突して車体が大破した際に外れただけだろ」と批判される。
    ⑤「アクセラ15XDは面白みのない実用ディーゼル」←またも雑誌の「ディーゼル乗り比べ特集」における発言。ちなみにアクセラ以外の輸入車は全てハイパフォーマンス系のディーゼル車。
    ⑥「MAZDA3のデザインには新鮮味がなく地味、ボディ側面の映り込みも美しく無い。」←新型MAZDA3お披露目時の本人ブログでの発言。氏の超越的美的センスが垣間見られる発言。
    ⑦「MAZDA内部では上層部に対する不満が鬱積している。『国沢さんの様な影響力のある方が外部から圧力をかけて変えて欲しい』との内部関係者の訴えが俺の元によせられている。」↑ベストカーか何かの雑誌での氏の発言。心療内科の待合室で書いたのではないかと推察される。

  • #2

    遊び人 (火曜日, 02 7月 2019 12:35)

    彼のレビューや記事を読んで拍手喝采しているオッサンが多数いることの方が私には恐ろしいですね。

  • #3

    CARDRIVEGOGO (火曜日, 02 7月 2019 23:37)

    #1さんへ
    コメントありがとうございます。確かにMAZDAと輸入車の比較においては、看過できないレベルで輸入車びいきなレビューを書いてましたね。書いていただいた内容を見てみると、清水和夫と双璧を為すくらいの「イカれ」っぷりです。これからはある程度は国沢レビューを精査して、糾弾すべきところがあれば微力ながらもブログに書き残しておきたいと思います。

  • #4

    上田 (木曜日, 04 7月 2019 06:37)

    通りすがりさんの言う通りです。
    昔、K沢氏が、欧州ディーゼルはリッター100馬力が普通なのに、マツダのディーゼルは遅れていると何度も言っていた頃に、マツダの人見氏は欧州ディーゼルは何か無理してると言っていて、うーんどっちが正しいかと思ってたら、その後で欧州ディーゼルの不正ソフトが明るみに出たので、所詮はK沢さんは技術的な知識がない、表面的な風潮に乗っかっているだけのジャーナリストの典型なんだと分かりました。以来、彼の言うこと書くことは、眉唾と思ってます。そんな人、多いんじゃないかな。

  • #5

    通りすがり (金曜日, 05 7月 2019 01:06)

    新型MAZDA3に関しては、ガソリンの15Sが先行発売されていましたが、本命の「Skyactiv-X」を除く1.8XDと2.0Sの販売も始まりました。
    と同時に、不自然なタイミングでMAZDA3叩きの記事が素人・評論家含めて、ネットでチラホラ出てきましたね。
    公正な批判なら良いのですが、殆どが難癖の様な内容で、何らかの圧力を感じます。
    某評論家の「1.8XDのアクセル・レスポンスは酷い!」という記事に対しては、「NAガソリンエンジンと、ディーゼル・ターボエンジンを同じ感覚で踏んだら、違和感あるに決まってるだろ、お前のアクセルワークがおかしいんだよ」と真っ向から素人ブロガーに切り捨てられていましたが。
    ユーチューブだと、旧アクセラのリコールのニュースに、新型MAZDA3の画像を貼ってある悪意のある動画までこのタイミングで現れてきました。

  • #6

    CARDRIVEGOGO (土曜日, 06 7月 2019 01:16)

    コメントありがとうございます。

    カートップの国沢MAZDA3レビュー読みました。なんじゃこれ!?ってツッコミどころがたくさんあったので次回のネタにしたいと思います。せっかく情報提供して頂いているので、なんとか期待に応えられる内容にしたいとは思ってますが・・・。